| まえがき |
| J. S. バッハの関連地図 |
| 第一部 ヨハン・ゼバスティアン・バッハによせて |
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歴史の評価
孤高性と普遍性と
バロックという時代
聖と俗と
菩提樹の町
終生の職場
エルベのフィレンツェ
ふたりの巨匠
息子たちのたより
国の威信をかけて
没後250年の音楽祭
J.S.バッハ研究所
アーベント・ムジーク
奇縁
音楽祭余話 |
夜空の星
ケーテン城余話
カリオンのガヴォット
ブナの森
辻荘一先生の思い出
東京バッハ研究会のこと
反骨の精神
「鳥の歌」の連想
詩人の魂
しばし、安らぎを
彼我をくらべる
漱石はバッハを聴いた
架空の手紙
ひとつの帰結
そして、新たな出発 |
| 第二部 作品の風景 |
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ふたりの兄
若さの発露
飛躍のいしずえ
もしかしたら
壮大な音楽宇宙
チェリストのこころ
舞曲考
本当に偽作?
至福の楽人たち
アルプスの北と南
ラの音
鍵盤の旧約聖書
「バビロンの流れのほとりにて」
ふたりの妻
初心の感動 |
二曲の教会カンタータ
祈りのなかの音楽
ことばと音型
考え過ぎ?
信仰告白
ブリン先生
コラール考
たばことアルコール
コーヒーは苦かった
「来たれ、甘き死よ」
まどろみへの誘い?
瞑想のアリア
サンスーシ
晩年の草枕
白鳥の歌 |
| あとがき |
| J.S.バッハ年譜 |
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深く熟考された持論が展開される |
帯にも大きく書いてあるが、バッハが「音楽の父」として日本で広く知られているというところから、著者と読者のバッハ探求が始まる。歴史や、美学、それに神学の観点から論じた巻頭のエッセイ群では、深く熟考された持論が展開されるが、それよりも自分の目で確かめ、ヨーロッパ各地を訪ね歩いた行動から発するエッセイ群から爽やかな印象を強く受けた。
秋山氏の音楽論は、シュヴァイツァーと辻荘一が機軸となっているようだ。それに著者独自の考察が加えられ、深い洞察力で幅広いジャンルをカバーしている。時折、近年のバッハ研究で指摘されてきた説や史実などが、反映されてない箇所も数箇所見受けられたが、そのような細かいところは、この著書の評価の本質とはあまり関係がないと思う。ライプツィヒ滞在中にこの本を読んだが、このバッハゆかりの地を何度か訪ねられた秋山氏のバッハに対する親しみと、深く探求する姿勢に頭が下がる思いがした、というのが正直な感想である。 |